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スパイウェア ノート

III. スパイウェアの影響

 

A. コンピュータ オペレーションへのスパイウェアの影響

スパイウェア プログラムはしばしばシステム動作性能に多大な影響を及ぼします。コンピュータの動作性能を極端に低下させる現象は、最も多いスパイウェアに関連した被害の苦情としてコンピュータ製造メーカ Dellの受けたもので、すべてのスパイウェア関連の苦情の1/4以上あったと2004年4月時点での結果でした。スパイウェアは、またコンピュータをクラッシュさせることがあります。Microsoftでは50%のユーザのコンピュータ クラッシュはスパイウェアに起因したものであると報告しています。パネリストによると、あるスパイウェアは、多くのシステム リソースを消費し、ユーザはもはやマウスさえ使えなくなったり、カーソルがフリーズした状態に陥ってしまうと報告しています。

その他の影響では、スパイウェアにより結果的にインターネットへのアクセスができなくなったりします。これは、あるスパイウェアがユーザのコンピュータがインターネットへの接続を監視し何が送信されているかを監視するために自分自身を通信のための連鎖内に組み込みます。その後、スパイウェアが検出され、削除されると、通信連鎖にそのギャップが残り、コンピュータがインターネットに到達できなくなることで発生すると警告しています。

 

 

B. ブラウザ ハイジャクと設定やファイルの変更

検索エンジン会社からのあるパネリストは、どのようにスパイウェア プログラムがユーザの検索リクエストをスパイウェアの選択したサイトにリダイレクトすることができるかを解説しました。リダイレクト先のWebサイトは、広告リンクまたはアダルト サイトへのリンクからなる検索結果を表示し、あたかも検索エンジンのように振る舞うためユーザはそれを利用していると思ってしまいます。例えば、あるスパイウェア プログラムは、ポピュラーな検索エンジンGoogleへ送信される検索クエリーを横取りし、自分自身の結果を表示します。検索結果はあたかもGoogleのように見えますが、実際のリンクは、本当のGoogleでは絶対に表示されないポルノWebサイトであったりします。

 

 

D. セキュリティ リスクとそれに似た被害

パネリストの報告では、ある種のプログラムは、Windowsセキュリティ パッチをダウンロードできなくしたり、アンチウィルスや、アンチスパウェアの更新をできないようにします。例えば、スパイウェアがアクセス リクエストを間違ってリダイレクトさせることで、McAfee, Lavasoft, Pest Patrolやその他のアンチウィスルやアンチスパイウェア会社への接続が到達できないようにします。あるコメンテータは、スパイウェアが、アンチウィスルやアンチスパイウェア ソフトウェアを終了させることもあることを報告しています。

by 2005.03.18 T.Sakamoto 翻訳 続く

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